ロイド「聞いてくれよー。俺、ニトと二人で修行行くんだぜ」

チェスター「知ってら。さっきニトから聞いた」

ロ「あれ？何カッコつけてんだよ。悔しいんだろ〜」

チ「別に。やるからにはちゃんと鍛えてこいよ」

ロ「わかったから、こっちに矢向けんな」

ニト「おまたせ。あら、どうしたの？」

チ「何でもねぇ。
気をつけて行ってこいよ。無茶すんなよ。いくら僧侶つったって、術にも限界あるんだからな」

ロ「（くそ、態度変えやがって…）」

ニ「えぇ、心配しないで。それに、その言葉はロイドにかけるものね」

チ「おいロイド。ニトに怪我させんなよ。
ニト…すぐに帰ってこいよ。俺、心配で仕事が手につかねぇから」

ロ「（…腹立つ！！）」

ニ「わかったわ。それじゃ、ロイド、行きましょう」

ロ「あぁ！
…じゃ、留守番ヨロ〜」

チ「気ぃつけろよー！」




ロ「ゾンビを10体、どっちが多くやっつけられるか競争だ！」

ニ「ふふっ、負けないわよ！」

ロ「（なーんて。ニトは僧侶だし、俺がバシバシっとやっつけてやろう！そしたらホラ、かっこいいだろ♪）」

ニ「ロイド、あっちにいるわ！」

ロ「よし、先制攻撃だ！くらえ！」

ニ「ピコハン！」

ロ「たぁ！秋沙雨！」

ニ「…っホーリーランス！」

――ズガガッ

ロ「へ！？」

ニ「ふふっ、まず二匹リードね」

ロ「あ、あぁ。次は負けねぇからな！（あれ？）」




ロ「とぉ！さっさと倒れろよ！
…っよし！」

ニ「ホーリーランス！」

ロ「げ！！」

ニ「まぁ、こんなものかしら。
あ、ロイド！今、ファーストエイドかけるから…」

ロ「あ、あぁ…（あれ！？）」




ロ「っぐ…ニト、毒が…」

ニ「ホーリーランス！！」

ロ「え…」

ニ「っあ、大丈夫？
…リカバー」

ロ「あ、ども…」




ロ「…あと一匹…！」

ニ「ピコピコハンマー！」

ロ「あ…」

ニ「終わりね！」

ロ「…うぃ…」




チ「…何だよ、元気ねぇな」

ロ「…男として自身なくした…」

チ「は？」

ロ「だって２対８って…」

チ「約分できるぜ」

ロ「うぅ…」

チ「？？」






fin...