[携帯モード] [URL送信]



「頼むよ〜」

「嫌です。そこらへんのに頼めば良いじゃないっすか」


まわりのテーブルで飲んだり食べたりしてる奴らを睨む。

こいつらは下っ端だし、こいつらに頼めば良いのに。


俺の視線に気付いたやつが、青い顔してオーナーに話しかける。


「お、俺が買い出しに行きますっ!」

「あー大丈夫だって。いーから食ってな」

「え?あ、はい…」


おずおずと椅子に座り直すそいつ。
それとは逆に、今度はにやにやしたオーナーが札を数枚持ってやってくる。


「副総長だからって上から目線じゃ、いつまでたっても子供のままだぞー?」

「……」


身長はそこそこ平均だが、俺の身体は認めたくないが華奢だ。
ただ、喧嘩は強い方だと思うから筋肉がないわけじゃない。


back

第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!