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レトロな雰囲気の扉をあけると、酒と煙草の臭いが漂ってきた。

嫌いじゃないけど、くさい



「お、染矢!はやかったな」

「…ども」


眩しいくらいの金髪が、こちらを振り返り手を挙げた。

この店のオーナー。
26歳、独身。

チーム“流桜(ながれざくら)”の元総長。


「ちょーど良かったな。菓子と酒がきれてんだわ。ちょっと…」

「パシリは嫌ですよ」

「…まだ何も言ってねぇよ」


予想できんだよ、次に言われる事くらい。

俺は流桜の下っ端でもなんでもない。
むしろ逆、副総長。


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