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3
ただっ広い校舎を出ると、校門が見えた。
一応私立の金持ち学園らしいから、無駄な空間が広すぎる。
校舎と校門の離れ具合には、毎日飽きずにいらつかせてもらっている。
「ぁー、もうちょっとじゃん」
この距離のどこがちょっとだ。
内心毒づきながらも、心にある違和感に気付く。
「――…?」
もわ、としたわだかまりに眉を寄せたとき、着信音が響いた
尻ポッケに差し込んである携帯を取り出して開く。
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