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物音のしない教室に、俺の足音が響く。


足を向けた先の影は、微動だにしない。


「どーゆう気まぐれだよ、センパイ」


どーせ授業に「出る」つもりもないくせに。

屋上が暑かったんだろうか。


センパイの前の椅子をひいて、そこに座る。
黒とも茶色ともいえない髪の毛を、片手で梳いてみた。

それでも寝息をたてるセンパイ。
いつも見る度に眠っている


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あきゅろす。
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