誰かに聞いた怖い話
2話…堀炬燵
.
『じゃあ、2話目だね』



『えっ、これが4話目じゃないの?』

そう私は聞いたのだが、友人の1人が百物語の宣言をしてからだと強く言うので、この話しが2話目となった…

私はちょっと不満だったのだが、友人の意見を尊重することにした…



『さぁ、じゃあいくぞ……これは僕んちに勤めていた看護師さんに聞いた話なんだ』

『その人は僕の家の病院に来る前に、ある大企業の保険医の助手をしていたそうなんだ』

『もっとも、保険医さんなんて言っても常に患者さんがいる訳じゃ無いから、他に個人の診療所をやっていたそうなんだよ』

『まぁ…例えるなら非常勤の社員さんかな?』

『もっとも、月々の契約報酬はそこらの部長さんより貰っていたそうだよ』



『おいおい、それの何処が怪談話何だよ』



『えっ、だからその診療所の前には…』



『殴るぞ!』



『いやあ、ごめんごめん、これから話す話があんまり怖い話なんで気絶しないように、リラックスして貰おうと思ってね…』



『……』



『いいから初めろ』


『いつか、ぶん殴ってやる』

みんなめいめい考えを新たにしたようだ…やれやれ…

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あきゅろす。
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