生まれたときから全てを持っていた。地位、美貌、約束された栄誉。 ──自分に出来ないことなんて、何も無いと思っていた──
『ねぇ君、覚えておいて? 万能であることは、必ずしも全てが思い通りに行くのではないということを。 そしてね、思い通りに行かないところが、世界の素晴らしさだっていうことを』 ※若干BL的・暴力的要素が含まれます。15歳以下、または苦手な方は閲覧をお控え下さい。 ※実在するいかなる人物・団体とは関係ありません。