愛しいメイド
「ねぇ、早く起きなよ。」
「あと5分……………」
「あと5秒で起きないと咬み殺す」
俺の目覚まし時計は俺限定のメイドだった。
「お前なぁ〜ご主人様に向かって咬み殺すはないだろっ」
「あなた馬鹿?僕が起こしてあげてるのが嫌なの?」
「ちげぇって……はぁ…もういいや」
俺限定のメイドである雲雀恭弥は俺が教育したメイドなのに、明らかに間違った方向に育ってるらしい。
掃除した場所に髪が落ちただけで恭弥お気に入りのトンファーが飛んでくる。
むしろ俺が教育されてる感じで部下たちも恭弥に逆らえなくなっていた。
「恭弥ぁ〜着替えるの手伝って」
「嫌だ」
「はあぁぁ〜わかったけどさ〜」
「気が向いたから手伝ってあげてもいいよ」
明らかに落胆した声を出すとやっぱり恭弥は手伝ってくれた。
なんだかんだいいつつ恭弥は俺のことが気になるらしい。
そういうとこが可愛いんだよな。
「恭弥もこのまま………」
「しねっ!!!」
俺の愛しい愛しいメイドさん。
end
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