戦国BASARA-短編 loan 「………元就……」 「何だ?……貴様がおとなしいと気味が悪い」 「金がねぇ……」 そう元親は元就に菓子やらなんやら貢ぎ物をしていたため四国の国家予算を使い果たそうとしていた 「で………我に何を求めているのだ」 「その〜つまり……ちょこっとお金を貸して頂けないかと……」 その瞬間空気が冷たくなった気がした、いや確実にした。 元就から微かにいやな風がでていた。 「何故我が貴様に金を貸す必要があるのだ」 「そ……そりゃお前に色々!!」 さらにいやな風がながれ元親は元就から人一人殺せそうな視線を感じた。 「俺が趣味のカラクリに金を使ったせいです………」 本当に俺ってドMかと思い始めた元親だった。 「ではこれに印をせよ」 元就が出してきた紙には様々な条件が書いてあり中でもどでかく四国のものは中国のもの、中国のものは中国のもの≠セった。 「わ〜ったよ」 乗り気じゃない元親だったが金を借りる宛もなく渋々印を押したのだった。 end [*前へ][次へ#] [戻る] |