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世界と私
003.挨拶のキス







 「ヴェー国ちゃんだぁ!」

 『イタリアくん…』



 コンビニで雑誌を読んでいたら
 後ろから声をかけられた。
 振り返るとくるんがチャーミングな
 イタリアくんがたっていた。
 イタリアくんの横にはやはり
 ムキムキなドイツさんと、…



 「名前!でてきてくれたんですね!」



 やはりお兄様がいるわけで


 がっ、急に両手をつかまれる。
 バサッという音をたてて読んでいた
 雑誌が床におちた。



 「これからあなたの家に行こうと
 思っていたとこなんですよ!
 ああやっと私の思いが通じたんですね
 もっとよく顔をお見せなさい
 ちゃんと食べてますか?あなたは
 好き嫌いが多いですからね、
 あ!無理はしていませんか?
 このようだと政治は安定しているよう
 ですけど、なにかあったらいつでも
 私を頼っていいんですからね?
 迷惑?そんなわけあるわけないじゃな
 いですか!大切で可愛い、愛しくて
 愛しくてしょうがないあなたが
 困っているのに兄の私が手を差し出さ
 ないはずがないでしょう!?ああ
 それ「それくらいにしろ日本!
 国が困っているではないか!」



 ドイツさんがお兄様の肩を引っ張って、
 おや、これは失礼とやっとお兄様が
 私の手を離してくれた。
 ルートさま感謝で御座います!




 「それにしてもほんと久しぶり!
 元気にしてたー?あ、挨拶挨拶、」

 『あっ……』



 チュッと頬に軽くキスをされて、
 俺にもしてーと自分の頬を
 指さすイタリアくん。
 自分より背の高いイタリアくんの
 頬に届くように背伸びをして
 唇をイタリアくんの頬につけた。



 「えへへールートもやってもらいなよ!」

 「え、いや俺はだな」

 「いいからいいから!」



 イタリアくんに負けたのか
 ルートさまがかがんで、
 私の体を引き寄せた。…ルートさま、
 心なしか顔が赤いです。
 ぎゅっとされて左右の耳元に
 軽くキスをされる。ルートさまの
 顔に手をそえて、私もお返しをした。






 文化の違いは挨拶の違い




 (なんだか恥ずかしいです)






 *0723*

 挨拶をおえて後ろを
 振り返ると顔を真っ青に
 した日本さんがたって
 いるのでした!(^p^)









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