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世界と私
017.あなたに期待













 『耀さん、これ凄く美味しいです』

 「そうあるか、それは良かったある
 !!もっと食うよろし!!」

 『ふふ、はい』





 菊にも見つからずに名前を上手く家
 に入れることが出来たあるよ。やっ
 ぱり我は天才ある。ああ、そこのお
 前好きなだけ誉めるよろし!!名前は
 今も美味しそうに我が作った料理を
 頬張っているある。…かわいいある
 。流石我の名前ある。この子
 のことはうんと小さな頃から知って
 いある。昔から素直で可愛い子だっ
 たあるが、最近は可愛いというより
 美人になったと感じているある。大
 人っぽくなったというあるか、どう
 りで我が歳をとるはずあるな。…な
 んだか我年老りみたいで悔しいある





 「名前」

 『っ…ふあい…』

 「ぷ…そ、それ食べてからでいいあ
 るよ。すまねーある」

 『……ふ、ふぬません』




 急に声をかけると口に料理を入れた
 まんまで返事を返したらしく、かつ
 ぜつがはっきりしていなかった。ま
 ずいある!!思いっきり笑っちまった
 ある!




 『お、恐れ入りますすみません!!な
 んでしょう耀さん』

 「…我のこと、好きあるか」

 『えっ…??』

 「いや、ふと思ったあるよ」




 名前が小さい頃なんかはよく、大き
 くなったら我と結婚する!!とかなん
 とか言ってたあるよ。我は名前が好
 きある。昔からずっと好きだったあ
 るよ。お前が我のことをどう感じて
 るのか知りてーある。

 そう言うと名前は頬を赤らめた。





 『私も耀さんをお慕いしております、
 でも、私とあなたは兄弟です耀さん
 私の気持ちもそねようなのです』






 そういった名前の体を引き寄せて、
 抱きしめた。








 泣きそうな顔を隠すため









 (…そういうのあるか)
 (でも嬉しいある名前)
 (我はけして諦めないある)




 (すみません耀さん)
 (でも私はあなたを)
 (兄として慕いたいのです)









 *0816*

 話が話が話がああ










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