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世界と私
015.ハグと責任












 ここのところ雨ばっかりだ
 ったのですが、今日は久しぶ
 りの晴れ。ああ本当に久しい
 こと。そこで私は庭の花の手
 入れをすることにした。



 『今日はいい天気ですね、
 さあお水です』

 「チャオ、名前〜」

 『あ、フェリシアーノくん…
 ち、チャオ…!!』



 庭に咲いている薄紅色の花
 たちにひとつひとつ如雨露
 で水をやっていると裏門か
 らフェリシアーノくんが入
 ってきた。そういえば今日
 は私とフェリシアーノくん
 の二人で遊びの約束をして
 いたのをすっかり忘れてい
 ました!いけないいけない。
 でも良かった。私の家でお
 茶を飲みながら、という話
 だったから、忘れていたこ
 とを気づかれることはない
 と思う。



 「名前、ハグ〜!!」

 『え…?あっ』



 いきなりフェリシアーノく
 んが両手を大きく左右に開
 きながらそういった。
 えっちょっと待って下さい!
 ここは国ですよ!!この国では
 ハグは立派な恋人同士しか
 抱き合ったりはしません!
 確かにイタリアではハグは
 挨拶ですけど…あ…




 ぎゅっ





 気づけばフェリシアーノく
 んに思いっきりハグされて
 いた。弾き飛ばそうとして
 も私は女。男性のフェリシ
 アーノくんに力で勝てるは
 ずもなくて。




 『なな、なんてことするん
 ですか!私初めてなんですよ!?』

 「ヴェ?」

 『兎に角、今度したら責任
 とってもらいますからね!?』





 ハグと責任




 (ヴェーそれ前に菊にも
 言われたことあるよー)
 (え、お兄様が…)
 (俺名前だったら責任
 とってもいいよー)
 (えっ)










 *0813*

 久しぶりの更新かな
 APHのDVDを
 見て思い浮かんだ
 ネタ(^p^)








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あきゅろす。
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