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リク部屋
4
「あ、の、一生といわれましても。お父さん、やつる君はいずれはあなたから自立してひとりで生きていかなければなりません。そもそも、社会に貢献するという・・・・」



だん、と父が机をたたけば担任が口をつぐんだ。



「それは誰かが作った勝手なルールでしょ。なぜそんなの守らないといけないのです?やつるは私の子だ。すべての権限は私にある。一生私のそばで暮し、私が死ぬ時がやつるの最期です。それでは、ああ、あと」



父がおもむろに立ち上がったかと思えば、いきなり担任の胸ぐらをつかみかかった。


「・・・・なれなれしく、”やつる君”なんでよんでんじゃねえよ。ぶっ殺すぞ。」



そう担任に告げれば父は僕の手を引いて教室を出た。




本気、なのだろうか。
この人は、本当に、僕を。


足が震えた。


怖い。



いつかは終わると思っていた。こんなこと、いつまでも続きはしないと。思っていたんだ。





それが、甘かったなんて。


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あきゅろす。
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