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リク部屋
3
「お昼買ってきました!!」



健気に俺達に尽くす吉岡は顔、きっと体にもだろうが痣だらけだ。親衛隊の報復にあったのだろう。どうでもいいが。





「はい、先輩」




ああ、なんで笑う?
イラつくな。
イラつく。






泣いてしまえばいい。
無様に、もう無理だって、泣いてしまえば、いいのだ。



渦巻く黒いもやが視界を覆っていく。ああ、どうすれば、あの細い首を手にかけて一気に閉めてしまいたい。充血した瞳に必死に肺に酸素を取り入れようとあえぐ姿がみたい。








そんなアブナイ考えに浸っていれば吉岡の視線に気がついた。じぃっとこっちを見ている。カメラを持ちながら。






「…」




「あ、気にしないでください。シャッターチャンスはこっちで判断しますんで」





真面目な顔してるバカはほっといて食べることに専念することにした。







(そういえば、)




こいつ、俺と道時の笑った顔を撮りたいとかいってたな。道時はもともと無愛想だから笑うとかないけれど。






(俺、いつから笑ってないのだろうか)







学園の王子と勝手に言われ、別物扱いされて。









まさに、隔離状態だ。








「うーん…センパイ、飯食うときも仏頂面っすね。好きなもの食べ物なんすか?」




仏頂面とは、失礼な奴だな、こいつは。




「別に、特にねぇよ」




「そなんすか?俺はっすね〜」




とくに聞いていない吉岡の情報が入ってくる。ニコニコして笑いながら、何が楽しくてしゃべってんだ、こいつ。





わけわからん。

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あきゅろす。
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