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短編
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*閲覧注意!!








僕は潔癖症だ。マスク、手袋は毎日つけ、予備も必ず持ち歩いている。


霧吹き型の消毒薬は必要不可欠。触るものには必ず霧吹きをする。


弁当も自分で入念に衛生管理を行った上で作っている。



世界は汚い。
僕は家族ですら許しはしない。



「それって拒絶だよな」


僕の前の席に座る男、相川がそう呟いた。


相川は不良だ。色の抜けた茶髪の男は大層整った顔をしている。喧嘩も女遊びも激しい男だ。僕からいったら不潔きまわりない。何十人という人間とかかわり合うこの男と席が前後というだけで鳥肌が立つ。



空気清浄器が欲しい。
コイツの吐く二酸化炭素を浄化したい。





「聞いてんのかなぁ?かなめちゃん」



こっち向いてしゃべらないでくれ。あぁ、後で消毒しなきゃ。





「でもさ〜こうゆうの慣れだと思うわけよ。かなめちゃん。免疫力をつけなきゃ」




ヘラヘラ笑う相川のピアスが光る。



何を言っている?



次の瞬間、僕は体に走った激痛のため気を失った。

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