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短編
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俺は三日前にココにつれてこられた。アイツの、翔の部屋。

光すら拒絶するカーテンのお陰でこの部屋は昼間なのに暗い。



チャリと手首から伸びる鎖が音を鳴らす。




「ね、付き合おうよ?こんなにナツのこと好きなの俺だけだよ?すっごい大事にするし〜」


真意のわからない表情。


翔とはクラスメイトという以外関わりはない。

ただ、俺は普通に【居た】だけ。他の人と変わらずに。普通に。



「ナツ〜なんかしゃべんなよ〜」



頭をグラグラ揺らされる。脳みそが回りそうだ。


「…ここから、出せ」


翔ははぁ、と大きなため息をついた。


「あーも、そればっか。だから言ってんじゃん。付き合ってくれたら出すって。」


「ざっけんな!!いい加減にしろよ!!いっとくけどこれ犯罪だからな!?わかってんのかよ!?」



叫んだ自分の声が部屋に響いてうるさい。叫んだりすることなんてそうないから喉が痛む。でも、もう限界だ。


だけど翔はニコッと笑って

「うん。犯罪おかすくらい愛してる」









狂ってる。



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