僕はイグローク
4
「ほう、こいつがあのマダラが言っていたやつか。」
黒いフードを被り、仮面をした写輪眼の男だった。
「あうあぁう…」(オビトさん…)
そのフードから覗く赤く鋭い瞳を見つめていると
更に壁から黒と白の奇妙な物体が出てきた。
「うっわぁ〜、可愛いねぇ〜。」
「チイサクテ、ヨワヨワシイナ。」
確かこいつは…………ゼツだっけ?いや、違かったっけ?
「フッ、赤ん坊の割にはチャクラ量が多い。これは将来が楽しみだろうな…」
初めて知ったよ…
僕ってチャクラ量多かったんだね…。
「こいつは次期に俺の邪魔になる…。今殺してもいいのだが、いつかお前が俺の計画に逆らった時……
殺してやろう。」
ものすごい量の殺気が溢れ、
突き刺さる。
脚も、腕も、まったく感覚がない。自分の体ではなくなってしまったかのように、小刻みな震えをどうしても止めることができない。
赤ん坊の僕には途轍もない恐怖にすぎない。
「今殺さないでいいの〜?」
「ベツニイイダロウ。オビトノカッテダ。」
そんな事を喋っている黒と白の奴の言葉も耳に入ってこない。
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