小説
メイド服[静臨]
新羅の家
「ねぇ、臨也」
「なぁに?新羅」
「あのさ、これ着てくれる?」
「は?」
新羅の家に来て第一声がそれか。
「やだよ。てか何で俺が着なきゃいけないの?」
「えーっ?それは僕得だかr」
「え?なぁに?よく聞こえなかったなぁ?」
「ごめんなさい。謝ったからはやくナ、ナイフを……」
新羅に着てと頼まれたのはメイド服だった。
何でそんなのを俺が…
新羅…頭…大丈夫かな…?
「臨也、着るよね?」
「嫌だ。」
「速答っ!?やだ、ちょっ、臨也傷つくよっ!!今からセルティに癒してもらおうかなっ!?おーいっ!!セルティーっ!!」
「黙れ。変態。」
俺が新羅の方を向いたら新羅がいなかった。
本当にセルティの所に行ったらしい。
「………。」
俺はメイド服を見つめた。白のエプロンに白いフリフリ。
普通は女子が着るものじゃないか。
なのにどうして俺が。
「………。」
俺は目を閉じた。
その時に1人の男が浮かんだ。
金髪にバーデン服。
とても優しくてかっこいい、大好きな人。
「………着てみようかな」
シズちゃんの事を思い浮かべたら何故か着たくなった。
「でもここで着るのもなぁ…」
俺は再びメイド服を見つめた。
ごめんよ。新羅。
これ持ち帰るね。
俺はそっと新羅の家をでた。
自宅
「さてとっ着てみるかっ!」
そうしてメイド服を持った俺はその場で着替えた。
30分後
「ふぅ…やっと着れた…」
俺が安堵したらいきなり扉が開いた。
「え…?」
「いーざぁーやぁーくぅーん、遊びましょーっ!!」
「っ!?シズちゃん!?」
やばい。今この格好を見られたら笑われる。
「シ、シズちゃん!!今日は君と殺る気ないから帰ってくれるかなぁ?」
「はぁ?嫌だ。」
シズちゃん頼むからはやく帰ってくれっ!!
「っ!?臨也その格好……」
バレた!!シズちゃんにバレた!!絶対笑われる!!
「な、何!?」
「…………」
ちょっと何かしゃべってよ。
「言えないなら帰って…「可愛い「え?」
シ、シズちゃん今何を…
「可愛い。」
「っ///」
「………」
「………?」
シズちゃんが急に黙った。
「臨也…」
「…何?」
何言われるんだろう…
「ヤらせろ」
「いいよって……は?」
ヤ、ヤらせろ?
殺らせろじゃなくて?
「今すぐヤらせろ」
「え?ちょっ、にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
次の日
新羅に何故かイラついた俺は新羅を殺しにいった。
─────────
初のシズイザ…!!
こんなオチですみませんでした!!
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