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夢小説
もっと、もっと、
[]


『っあ…や、んぁ…もっ…む、り、ひゃッ…っ』


「無理じゃねーよ」


『ぁあぁあああッ!…だ、めぇ、また…や、ぁっ..、っ!』


カチッと、ピンク色のリモコンをOFFにする。


『ぅあ…ぎる、の…い、じわ…っる』


「お前はこの玩具だけじゃもの足りない…そうだろ?」


ニヤリと不適に笑ったギルベルトは、窮屈になったズボンからそそり立った自身を介抱した。


それは酷く苦しそうな程、太くて大きいギルベルトのモノ。



「なぁ名前…お前のここにコイツを挿れてほしいんだろ?…どういえばいいかは…わかるよぁ?」


名前の顎をクイッと自分の方に向け、ククッと喉の奥で笑う。



ごくっ…



名前はわかっていた。



最初から自分がこの人物に逆らえないこと。


そして、それを拒めない程の身体にされてしまっていたのを。



『ギルの、太くて大きいの、あたしの中に…挿れて、たくさん突いて下さい…』


「上出来だぜ…」


その言葉と同時に名前の中にギルベルトのが入ってくる。


『んぁあぁあああぁああ!…はっ、ぁあ…だめ、や…ふぁっ』


そのせいで、名前は呆気なくイってしまった。


「ケセセ…もうイっちまったのか?…俺ァまだまだだぜ?」


ニヤリと笑って、さっきよりもピストン速度を上げるギルベルト。


瞬間、名前が自然と腰を振ってることをギルベルトは見逃さなかった。


「おい名前、お前自分で腰振ってるぜ?…淫乱だな」


名前の耳元でそう呟く。


そんな淫らな言葉に、感じてしまう自分がいる。


『そ、んなっ…ぁあ!から、んン…だ、にぃ…ひゃん、した、のはぁ…っギルで、しょ、あッ』


「それもそうだな」


フッと自傷気味に笑い、名前の身体を自分の上に乗っけて、奥まで突く。


ヌプヌプ
ジュボジュプ


『お、くにぃ…っ、やだ…ぁそ、ろそろ…ひぁあ、げんか、いっ…だ、よ、ぁああ!』


「たっぷり出すからな…受け止めろよ…っ」


『ふぁぁあ、も…だ、めっぇえ、ッッッ!!!!!!』


「く、ぁッ…」


声にならない叫び声でイき、その後につられてギルベルトも名前の中で果てた。






情事後、名前はぐっすりとベッドで寝ている。


自分も名前の隣に座り、ごろんと寝転んだ。



名前をチラッと見てさっきとは違う、優しい笑みになるギルベルト。



彼は悩んでいた。



自分は彼女にとって相応しい相手なのか。


自分が触れて彼女が汚れていないのか。


自分に彼女を幸せにしてやる力があるのか。



「ハァ…」



『ギル…?』


溜息を吐いた後、寝ていた名前がギルベルトに話しかけてきた。


「あ、悪ぃ…起こしちまったか?」


申し訳なさそうに言うギルベルトに、『ううん、大丈夫』と返した。



『…ブハッ』

いきなり笑う名前にギルベルトは「?何だよ」と聞いた。




『…また何か考えてたでしょ』


しばらく経って返ってきた返事に「…お前すげーな」と呟く。


『ギルの考えてることなんてお見通しだよ。
どうせまた、“相応しいのか”や“幸せに出来るのか”とか思ってたんじゃないの?』


首を傾げながら言う名前にギルベルトは本気ですごいと思った。



「…俺、お前のこと幸せにしてやれるのかなって…最近考えるようになったんだ」


目を合わさず淡々と話す。


そんな彼を尻目に、名前はニコッと笑う。


『あたし、今すっごく幸せだよ。
むしろあたしの方が、ギルに相応しいのかなんて毎日思うよ』


「そんなことねぇよ!」


名前の言った言葉に、つい大きな声を出してしまった。


しかし名前は少し怒ったような顔をでギルベルトを見た。


『じゃあギルもそう思わないでよ、あたしにとってギルは“いて当たり前の存在”なんだからさ』


そう自信ありげなことを言いながら名前はギルベルトの頭を撫でた。


そんな名前が可愛すぎてまた俺の息子が爆発しそうだったけど頑張った。



…俺はコイツを彼女にして…




いいや、コイツと出会えて本当に良かった。



「なぁ名前」


今までギルベルトの頭を撫でていた手が止まる。


『どうしっ…んッ、はぁ…っふぅ、んン』


いきなり奪われた唇に、息を吸い込もうとしたら容赦なくギルの舌が入ってきた。


歯列をなぞったり舌を絡め合わせたり。


だんだん気持ちよくてふわふわした感じになってきた。


ボーッとしてたら


「今度はもっとエロイ感じのプレイしようぜ」


なんて、あたしの弱い耳元で喋りかけてきた。



見なくてもわかる、ギルは絶対ニヤニヤしながら笑ってる。


だってコイツ、ドSだもん。



そんなことを思っていると、「何考えてやがんだ?」と言いながら腰をグッと自分の方に抱き寄せ、さっきより距離を縮めた。



「まさか、俺以外のことを考えてんじゃねーだろうな」


『あっ…!耳元で…しゃべ、る…んやァ、ひぁあ』


そう言ったのもつかの間、耳朶を甘噛みしたり舌で舐めたり。


「ふー」


耳に息を吹きかけたり。


『ぅあ…お、おねが、ぁあぁあ!み、みはぁ…やっ、め…ひゃぁああぁ』


「お前は俺のことだけ考えてればいいんだよ。
つかお前本当に耳、弱いよな〜。さて、次はどこにしようかな…」


一旦あたしから離れ、物置の棚からゴソゴソと何やら探しているギルベルト。



彼に気づかれないよう、こっそりとベッドから降り、ドアに近づく。


『もぅ…むりなっ、ふぐっ』



「逃げようなんて思わねぇ方が…身のためだぜ…?」


いつの間に気づいたのか、あたしの口に手を当て、ベッドに連れて行き、ポイっと放り投げる。


『いったぁ…なにす、』


チラッとギルベルトに視線を向けると、まるで悪魔のような笑みをしている。


それから口の端が更に弧を描いた瞬間、カチャリと嫌な金属音が耳に入った。



「さぁ、これから楽しいパーティーの始まりだぜ?」


手錠を持ちながら言う彼の姿に胸がきゅんと高鳴った。



『(…まぁ今日だけは大目に見てあげようかな)』




がその後、すぐに後悔するはめになるとは知らずに。








もっと、もっと、



(お前を俺に捧げろ)
(この俺様…しかし惚れた弱みとはこういうことね…)
(俺に跪け!誉めろ!讃えろ!ハーハッハッハッハ)
(それでもギルは1番カッコいいよ)
(なッ!?///)
(あ、照れてる…可愛い)



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