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君の声が聴きたい
蒼次×紅太郎※

『目撃』P6 以降のパラ


R18/コスプレ/近親相姦



蒼次に渡された衣装を広げて、紅太郎はドン引きした。

「え…コスプレって、こういうの…?」

それは超ミニのピンクナース服だった。

なんかもっとこう、男らしい海賊とか和服を想像していた紅太郎は、現実との落差についていけない。

「兄ちゃんなら絶対似合う!」

鼻息荒く宣言されても、全然嬉しくなかった。

「やだよこんなの」

ナース服を蒼次に投げつけ、紅太郎は部屋を出て行こうとする。

「そんなあああ!約束したのにィィィィ」

フラれた女よろしく足に縋りつく弟の姿に、紅太郎は頭を押さえて立ち止まった。

「……ナースはやだ」

紅太郎は仕方なく踵を返すと、蒼次が服を取り出していたダンボールを漁り始める。

「あ!そこは…」

蒼次の制止をものともせず、紅太郎はどんどん中身を取り出した。

「メイド、バニー、ミニチャイナ、スクール水着…どれも男サイズ…」

見なけりゃ良かったと紅太郎は後悔する。

「お前、変態なの?」

「健全な男子高校生です!」

土下座しながら言われても説得力がない。

「…仕方ねえなあ」

紅太郎は一番露出の少ないメイドを手に取った。

「これならいーよ」

その言葉に蒼次は目を輝かせる。

「ホントに!?」

その嬉しそうな笑顔に、紅太郎も苦笑した。

どうも、昔から弟のこの顔には弱いのである。



「…なんでそっち向いてる訳?」

紅太郎がニーハイを履きながら尋ねると、蒼次は何故か顔を真っ赤にして首を振っていた。

「いや!生着替えはちょっと!刺激が強すぎて…」

「………あっそ」

どこで道を間違えたのか、紅太郎は蒼次の今後を憂いてため息をつく。

このガーターは必要なのだろうか。

疑問に思いながら苦戦して身につける。

そして、最後の難題が降りかかった。

「おい、ソウ」

「終わった!?」

蒼次は飛びつく勢いで振り返り、その場に固まる。

「チャックあげてくんない?」

そこには、こちらに開いた背中を向けて座る兄の姿があった。

少し俯いたせいで、綺麗なうなじが惜しげもなく晒されている。

蒼次はフラフラと近寄り、震える手でチャックに手をかけた。

「どうしても手が届かなくてさあ…………蒼次?」

一向にチャックを上げようとしない蒼次に、紅太郎が声をかける。

「兄ちゃん、だめだ…」

「え?なに?もしかしてチャックあがんないの?」
「もう我慢できない!」

ガバッと肩を掴まれ、首筋を舐められる。

「ひゃ!」

突然のことに、紅太郎は甲高い声をあげた。

「ちょ、ソウ!?」

「ハァ…兄ちゃん…」

せっかく着たメイド服に、背中から手を入れられる。

するりと肩を露わにされ、半端に脱がされたせいで腕が思うように動かない。

チュ…チュ

背中にキスを落とされ、首筋から肩までを念入りに舐められていく。

「ん…は…ソウ…ま、てって」

いきなり弟に襲われて、紅太郎は訳が分からず体を震わせた。

ゾクゾクと押し寄せる快感に息が上がる。

服の中から、もぞもぞと前に手が這わされ、乳首をこね回された。

「んッ」

ビクンと縮こまると、興奮した様子の蒼次が聴いてくる。

「兄ちゃん、乳首イイの…?」

その言葉に、ドクンと鼓動が跳ねた。

何も言わない紅太郎に、蒼次は確かめるように乳首を攻めていく。

指の腹でなぞるように擦るだけで、体がビクビクと震えていた。

「兄ちゃんスゴイね…乳首で感じるんだ」

「アッ」

今度はつねったりコリコリと押しつぶしたりされて、蒼次の指に弄ばれる。

紅太郎は堪えきれずに声をあげてしまった。

「ヤメ…蒼次!!」

名前で呼ばれ、蒼次がピタリと動きを止める。

紅太郎は肩を晒した格好で息を切らし、後ろを振り返った。

「何してんの?」

蒼次は悲しそうに眉を下げる。

すでに股間ははちきれそうなくらいパンパンになっていた。

何も言わない蒼次に、紅太郎が重ねて聞く。

「俺をどうしたいの?」

その問いに、今度こそ蒼次は息をのんだ。

「兄ちゃんと、セックスしたい」

はっきり言われ、紅太郎は溜め息をつく。

「お前俺のこと大好きだもんなァ…」

コクリと頷いたのを見て、紅太郎はつい笑みを零した。

「分かった。しゃぶってやるから、それで我慢な」

紅太郎はそう言って向きを変える。

「え、え!?」

まさかの展開に戸惑う蒼次は、自分のズボンのベルトを外す紅太郎に顔を真っ赤にした。

取り出した蒼次のモノを見て、紅太郎はクスリと笑う。

「もうこんな硬くしてんのかよ」

「あ、あ…」

「ビクビクしてる…」

紅太郎はギュッと握りしめ、まじまじと観察した。

「兄、ちゃ…」

「うん」

紅太郎はペロリと先っぽを舐め、チロチロと尿道を刺激する。

裏スジを伝って下がっていき、2つの玉を何度も吸われた。
 
「あっ…」

「ソウ。気持ちいいならそう言え」

「あ、ぅ、気持ちいい…!」

思わず紅太郎の髪に手を差し入れる。

先走りが溢れ、同時に動かす手がグチュグチュといやらしい音を立てた。

紅太郎は蒼次が感じる顔を見ながら、亀頭の部分を入念になめあげる。

「あぁあッ」

「ここがいーのか?」

そう尋ねて亀頭を口に含む兄の姿に、蒼次はくらくらと目眩がした。

(なんか、兄ちゃん慣れてる…?)

男との経験があるのだろうかと疑問に思う。

(それにしても…)

蒼次は四つん這いになって、腰を高く突き上げている兄の姿に目を覆いたくなった。

(これは、ヤバい)

自分のものを一生懸命しゃぶっている大好きな兄。

そして、高く腰をあげているせいで、スカートは捲れ、レースのショーツとガーターが露わになっているのだ。

小さくて綺麗なお尻がゆらゆらと揺れている。

本人は気がついているのだろうか。

背中はチャックが全開で、上は肩まで下ろされている。

裸よりもいやらしい格好に、蒼次は煽られっぱなしだった。
 
これが誘っていなくて、なんだと言えよう。

これで我慢しろとは、生き地獄も同然だった。

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