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「ブラウ。やはりお前も手伝ってやれ」
その言葉に刹那顔をしかめたブラウは、しかし小さく頷いてからファルベへ向き直った。
「どこをです?」
「後ろが空いている」
「……解りました」
唯一自由であった脚を力無くばたつかせるフィデル。その股の間に割り入ると、ブラウは自らの寝装を脱ぎ屹立させた自身を晒け出した。
「ブラウが……か。これは見物だな」
「相変わらず立派なモノだ」
意地悪く嗤う二人の言葉通り、ブラウはその体格に見合うような巨大な自身をあてがう。フィデルは、そのおぞましい感覚に思い切り肩を跳ねさせた。
「痛すぎて、今に気持ち良さも忘れるぞ」
ローサが退いた後、ブラウは一呼吸置いて一気に自身を挿れた。
言葉にならない絶叫が、塞がれた口から漏れ出る。体を痙攣させながらも、後孔はブラウ自身を必死に受け入れていく。その度にフィデルは、皮膚が切れ熱を持つ痛みに身悶えた。
「ほう……一応、入るには入るのだな」
体を抑えつけながら、感心したように呟くゲルプ。抜き差しをしながらブラウの自身はますます容積を増やす。そして、フィデルの感じる痛みもそれに比例していった。
「んん!んんん、んぅう…!ううぅッ!ふ、うううう゛ぅ゛!」
後孔のどこかが傷ついたらしく、ブラウの自身に赤い血が纏わりついた。ゲルプとローサは、フィデルの体を抑えながらその苦悶の表情に薄ら笑いを浮かべていた。
ぶる、と肩が震え、ブラウが中で果てる。紅白入り混じる液体がどろりと溢れ出し、激しい痛みに打ちひしがれたフィデルは虚ろな目で虚空を見ていた。
「……これで終わりだと思ったか?」
ブラウが手早く自身の後始末をすると、ローサが入れ替わりざまにフィデルの自身へ手を伸ばした。
「戒めがされたままでは、なかなか達することもできないでしょうな」
しかしその言葉とは裏腹に、ローサは縛られたままの自身を緩く扱き始めた。





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