[携帯モード] [URL送信]
26



「こうすれば、口に集中出来るな?」
達することを禁じられ、体を震わせながらフィデルは漸く口を動かし始めた。
「…ふん…中の下、といったところか」
ローサは眉を顰め、次の瞬間には自ら腰を動かした。えづく声に合わせ、フィデルの自身が赤く腫れていく。
「……限界も近そうだな」
「なに、まだまだでしょうよ……ふ、っ!」
ローサはフィデルの口内で果て、白濁を流し込む。しかしそれを抜きはせず、言外に飲み込めと指示した。
「ん、む………ぅ」
「こういうのは、慣れた方が早い」
鼻を摘めば、息苦しさに白濁を飲み込むフィデル。
「……さて。だいぶ辛そうだな」
快楽を主張する胸に、ローサがそっと舌を這わせる。電撃のような刺激に、フィデルは甲高い悲鳴をあげた。
「んああ、ッ!ひああぁ!ひィ、やめ…!あぁ、んっ!や、ぁあ!」
胸の突起の先を甘く噛みながら、ローサはその声にニヤリと笑った。ゲルプが手で口を塞ぎ、ローサはそれを合図に突起へ強く歯を立てた。
「んんんんっ!!ぅん、んんッ!!んんんーっ!」
ボロボロと涙を流し、許しを求めるように声をあげるフィデル。しかしゲルプは口を塞いだまま、髪を掻き分けた先の耳に舌を差し入れた。
ビクンッと大きく体が跳ね、フィデルは達することなく気を失った。不満げに顔をしかめたファルベが、様子を窺ってきた二人に合図をする。
「叩き起こせ」
頷いた二人が、フィデルの髪を掴み上げ乱暴に揺さぶる。痛みに覚醒したフィデルは、そのまま放された頭を強かに打ちつけた。
「い……っ」
「まだ指導は終わりではないぞ」
「……あ、ぁ…」
恐怖に顔を歪ませ、言葉を失うフィデル。ローサはやはり胸への責めを続け、ゲルプは轡を噛ませ直すと耳に舌を滑らせ時に甘噛みをした。
「……これが、カルテの奉仕というものだ。少しは解ったかな、フィデル殿?」
ファルベの言葉に、フィデルは涙を流して首を振る。痛いほど怒漲した自身が、ピクピクと苦しげに脈打った。





[*前へ][次へ#]
[戻る]


あきゅろす。
無料HPエムペ!