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暴れるフィデルの口に、甘い液体の染みた布が当てられる。
「パルフェの死に損ないに、そんな大役が果たして務まるかな」
次第に、体の力が抜けていく。ブラウがそれを確かめ、フィデルを傍らの寝台へ押しつけた。そのまま布を轡に噛ませ、両腕を寝台の柵に縛りつける。力無く抵抗していたフィデルは、馬乗りになるローサを弱く睨んだ。
「パルフェの人間はもとより体が小さいからなあ……カルテの人間相手では、壊れてしまうのでは?」
「そんなことより、ケーニッヒ様が満足なさるかどうかが重要だ。ローサ、ゲルプ」
「……ブラウは?」
「私は遠慮する」
「はいはい、仕方ないな」
ローサの手が、乱れた寝装に伸びる。肌はいとも簡単に暴かれ、羞恥と屈辱にフィデルは目を瞑った。
「……抱き心地は悪そうな」
「ふん。所詮はパルフェの死に損ないよ」
肌着も奪われ、自身を掴まれたフィデルは小さく悲鳴をあげた。薬の効果か、自身がみるみる熱を持つ。
「ずいぶん強いのを使いましたな、ファルベ殿」
「無理矢理にでも勃たせるにはな」
「…ハハ、もうこんなになってやがる」
ゲルプが胸の突起を摘み上げると、フィデルはビクリと跳ねながらも身を捩って抵抗を続けた。自身を乱雑に扱かれ、くぐもった声を上げながら必死に首を振る。
「我慢強さはあるようだ」
「だが、体は素直な方がいい……」
ゲルプが胸の突起を強く抓ると同時に、ローサが自身の根元を掴み絶頂を妨げる。
「む、んん、んうッ…!!」
達することも出来ず、胸への刺激と痛みにフィデルの目から生理的な涙が零れた。
「…この程度で泣くとは情けない。もっと、弄りがいがなければ」
「そうだ……確かケーニッヒ様は、口での奉仕も嫌いではなかったな。ローサ」
「了解」
自身を取り出したローサは、轡を外しざまにそれをフィデルの口内へ押し込む。足元へ回ったゲルプは、えづくフィデルの自身を細い紐で縛った。





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あきゅろす。
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