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「っん、ん…む…ぅう゛…んん、ん゛…!」
フィデルの口から漏れ聞こえる嗚咽。ケーニッヒは腰の動きを止めると、掴んでいた頭を放した。
「っふ、ハァッ…はぁ、っ…」
「今度は体位を変えるぞ」
言うなり、フィデルの腰を捕まえて持ち上げる。腿の上に背を向けて乗せられ、後孔に挿入する形で体を沈められた。
「ひ、っん、ぁあ…!あ、ふっ…う、んんっ」
再び持ち上げられたフィデルが、今度は自重で沈む。ゆっくりとした律動に、フィデルの体からは力が抜けていった。
「ふ、っ…く…」
「ああぁ、ああぁあっ…はぁ、あん、んぁあ…!」
揺さぶられるまま、フィデルの体が上下する。深く進入したケーニッヒから、二度目の精が吐き出された。
「…ふ、っ……」
「ん…う…ぁ、…」
ケーニッヒが、後ろからフィデルの自身へと手を伸ばす。ひどく濡れているそれは、ケーニッヒに触れられるとまた透明な液を垂れ流した。
「随分と、吐精を我慢しているな」
「ふあ…あっ、さ…わら、なっ、ん…!」
フィデルの自身を、やわやわと撫でるケーニッヒ。止めようと伸ばされたフィデルの手は、ケーニッヒのもう片方の腕に纏めて抱き留められる。
「ぃ…や、あっ…!」
卑猥な滑りの音を立て、膨らんでいく自身。苦しげな声をあげ、フィデルはケーニッヒの腕の中で暴れ始めた。
「ああぁあっ!ひ、ぃ…!やぁ、っ、んぁあ!」
「逝きたいか?」
「ふぁ、お、願、ひっん、します…ん、ああぁあ゛!」
「…よろしい」
軽く力を入れて自身を握り締めると、弓なりに反ったフィデルが甲高い悲鳴をあげて達した。吐き出された白濁が、ケーニッヒの手を汚す。
「……初めてにしては、豪快だな」
ケーニッヒの言葉に、フィデルは恨めしげに口を結んで眉を顰めた。





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