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それは、とある時代とある場所、とある山の中でのお話。
「タンナー!待ってくれよー!」
騒がしい羽音が三つ、朝を迎えたばかりの山間に響く。
「カストフ、お前も早く来いよっ!タンナが見えなくなるだろ!?」
「うーん、眠いよーロークス…」
やれやれと肩を竦めたロークスは、カストフに近寄るとその肩に手をやった。
「カーストーフ!お前昨日夜更かししたろー!」
「したよー…えへへ…」
「起きろー!起きろったらー!」
「うるさぁぁい!ロークス、少しは静かにしないかっ!」
どこからか聞こえてきた怒声に、ロークスは「やべっ」と顔をしかめた。カストフを引きずるようにして、慌てて飛び去る。
「全く…おちおち寝ていられやせん…」
ぶつぶつと小言を呟きながら、声の主は穴蔵へと戻っていった。
BUG
それは、とある時代とある場所、とある山の中でのお話。
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