タイトル募集
壱…06
バシンッ!!
叩かれると思ってとっさに目を瞑ったが
音だけで、痛みがないので目をあける
竜崎さんの方を見ると
倒れていて、
左頬に添えられた手の下は
ジワジワと紅く染まりだした
「次は先輩ですよ☆」
そう言うと、
今度は反対の手を大きく上げ
「止めてください!」
と、叫び
バシンッ!!
自分の頬を叩いた
ジワジワと紅く染まっていく左頬
捲っていた、
ちょっと丈が長いジャージの袖を伸ばして
赤くなっている手を隠し、
うっすらと涙を浮かべる
こんな自由に涙流せるなんて尊敬に値する
「「「(新堂)(花菜ちゃん)!?」」」
その声を聞き付け
男テニのレギュラー陣が走ってくる
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