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タイトル募集
参…07


今日から男女混合の練習
どんな事が起きるのか、わからないけど、
不安で仕方なかった。


シェフが作ってくれた朝食も、
いつもは軽く手を付けるが、
今日は食欲がなく、
一切手を付けずビニールに詰め、
いつもの様にゴミ捨て場へ持っていき
学校へ向かった。








-朝練-


「よし、みんな集まったね!
 今日からミクスドの練習の為、
 男女混合の練習になる!
 男女関係なく厳しい練習になるからね!
 たるむんじゃないよ!」


「「「「はい!!」」」」


竜崎先生の喝で練習が始まった。


朝練は常に先生が居たからか
特に何もなく終わった。







「のえるちゃん。
 混合練習どう?やれそう?」

着替えてたら部長に話しかけられた


『…今は何とか…大丈夫です。
 でも、私は男子テニス部に
 あまり良く思われてないので、
 部長もあまり話しかけてこない方が…』

立場が悪くなる、そう言おうとした瞬間


「何を言ってるの?
 良く思われようが、思われてなかろうが
 そんなの関係ないわよ。
 のえるちゃんは女テニのエースよ?
 何があったって守るわ」



ビックリした、
守るって言われたのなんて始めてで…



『……有難うございます』


としか、答えられなかった。

















教室では、荒井くんや桃城くん達に
何で辞めないんだ等言われ続け、

周りからはヤジが飛ぶ











-昼休み-


図書委員で図書室へ向かうと越前君がいた



本の整理をしていると

「三咲先輩」

と後ろから話しかけられ、
振り向くと越前君がいた。


「先輩遅い。手伝うッス」


『……え?』


反応に困ってると、
眉間にシワを寄せ、本を数個奪い、
片付け始めた。



受け付けに戻ると、越前君が居たので

『有難うございます』と言うと

そこは無視。
気まずいながらも隣で仕事をし始める




「先輩は…何の目的で
 竜崎や新堂にあんな事すんスか?」


暫く無言の後、越前君が発した


『…何の目的も何も…
 私は何もしてません』

「じゃあ何で先輩の前で
 竜崎や新堂が傷付いてるんスか」

『それは…』


新堂にさんが竜崎さんを叩き、
自分も叩いたなんて言っても
信じる筈がない…
私が第三者でも、信じがたい。

言葉に詰まっていると


「リョーマくん、ちょっと良い?」


「新堂」


その言葉に顔を上げると、
私の方には一切目もくれず
立っている新堂さんがいた。

越前君は何も言わず立ち上がり、
図書室を後にした


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あきゅろす。
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