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タイトル募集
参…04

【Side-跡部】


のえるが倒れそうになり、
咄嗟に腕を掴んだ。

すると、いきなり震え始め、
出ていってと言われ、俺はその場を去った



ビックリした。
何故か?
とっさに掴んだあいつの腕が細すぎたから
そして、シャツの隙間から
微かに痣が見えたからだ。


独り暮らしを始めはしたが
おじ様に聞いた話だと、
シェフが食事を用意しているらしい…
あいつはちゃんと食べてるのか?
あいつのあの痣はなんだ?

色んな考えが俺の頭の中を支配していく









のえると俺は俗に言う
幼馴染みというやつで、親が勝手に決めた
婚約者という間柄でもあった。

今とは違い、
小さい頃は明るく、活発な少女だったのえる

そんなのえるに幼いながらも
好意を抱いていたのは事実だ。


7歳の誕生日を切っ掛けに、
毎年やっていた
のえるの誕生日パーティーが無くなり、

のえる自身も変わった。


何があったのか、何で無くなったのか
気になってお父様に聞いてみても

“色々ある”

と、答えてくれなかった。




明るく勝ち気で、
いつも笑っていたあいつは何処へ行ってしまったのか…




客室へ着くと、俺は青学の事、そして
現在ののえるの事を調べるように頼み
寝床についた

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