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タイトル募集
参…01


『ただいま…』


「お帰りなさいませ、のえる様
 本日はご実家でお食事会になってます」

私は中学と同時に青春台の
タワーマンションで独り暮らしを始め、
私が留守の時間帯に、メイドさんが来て
家の事をやり、食事時には
シェフが来て作ってくれていた。


三咲財閥はそこそこ大きい財閥らしく、
幅広い企業を手に掛けている。
お金に執着は全く無いし
寧ろ普通の暮らしがしたいので、
どれだけ裕福だろうが、私には関係ない


メイドも、シェフも正直いらなかった

“私は自分で出来るので、
 態々来て頂かなくても結構ですよ。”


独り暮らしを始めてから何度も言っていた

その度に

“仕事なので…”と、

困った表情で返されると
何も言えなくなってしまう


『あー…、わかりました』


私が独り暮らしを始めてから
毎月1日は家族で集まり食事をするのが
日課になっていた。

制服を脱ぎ、傷が目立たない服に着替え、
メイドさんと共に迎えの車に乗る。



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あきゅろす。
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