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タイトル募集
壱…08

「…何故あんな事をした?」



手塚さんが私の方に来ながら
質問する



『私は何もしてません』


「じゃあ、何で2人の頬っぺた腫れてて
 泣いてたんだよ!
 うざいって叩いたんだろ!?」



菊丸さんが声を荒げる



『新堂さんが竜崎さんを叩き、
 自分で自分を叩いたんです
 信じる、信じないは自由ですが
 私は何もしてません』



そう、告げたとき




「私、三咲先輩が
 新堂さん叩く所みました!」


頭上から聞こえ、そちらを見た
窓から乗り出して居たのは、
昨日、竜崎さんを突き飛ばしていた女の子


私の顔を見ると
慌てて顔を引っ込める



「三咲先輩が、新堂さんに
 マネージャーだからって調子に乗るな
 テニス部は私だけの物
 消えてって叩いてるの、見ました!」


と、叫んだ

それを聞いた手塚さんは



「目撃者も居るようだな

 罪を認めず、嘘まで吐くとは…
 ふざけるな!」



 バチンッ!!



手塚さんに平手打ちをされ、
よろめく。



「何とか言えよっ!」

菊丸さんに突き飛ばされ
尻餅をつく


こうなるのが嫌だから、
人と関わらないようにしてたのに、

何でこうなるんだろうと
後悔しか残らないが、




『私は何もしてないので、
 認めるつもりも、謝罪するつもりも
 ありません』



信じる、信じないは自由だが
嘘だけは吐きたくないので
反論した。





それが、彼らに火を点けてしまった

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あきゅろす。
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