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「浜田!?」
「#name1#先輩!?」
えええええ、と顔を見合わせて叫ぶ#name1#さんと浜田。
「え、なに、なんで!?」
「ウワサの女子大生て#name1#さんだったんすか!?」
「ウワサ!?何のウワサよ!つか浜田なんでここに!?」
すげー動揺。あんなに叫ぶ#name1#さんは初めて見る。
それよりも今は朝だ。しかも5時。流石に近所迷惑になりそう。
「#name1#ちゃん、ちょーっとウルサいよ」
にこり、と微笑んではいても後ろになにか黒いものを背負ったモモカンに#name1#さん以外もびくりとする。
「俺、応援団やるんす
そんで、朝練来てみてくれって言われて」
「あー、なるほど」
#name1#さんがそう言った瞬間、どかっと浜田の後ろに投げつけられた三橋。
浜田君なんて控えめに呼んだ後ハマちゃんと呼び直し、涙を零す。
「…だってオレ、ハマちゃんは、なんでか、1コ上、と、思ってたんだよ」
「は?上だけど?」
「「ええっ」」
なんだそら!とでも言うように声を揃えて花井と田島が叫ぶ。そらまー衝撃だろうな。
俺もまさか中学んときの先輩が同じクラスに居るとはおもんなかったし。
「ええ…って
そっか知らねーか」
かああ、とどんどん浜田の顔が真っ赤になる。
「学校中に知られてる気がしてんのは自意識カジョーだよなァ」
「なに、浜田留年!?」
「でへ」
「病気!?ケガ!?バカ!?」
「最後のヤツ」
田島の遠慮のない質問。
隣で栄口がハラハラしてるのが手に取るように分かる。
そんなに気にすることでもねーのに。
「なんだ、バカかーっ
オレ達は気をつけよーな!三橋!」
ガシッと肩を組んで笑う三橋と田島。
「平気だろ
集まって勉強するよーなヤツラは落ちねーよ
オレだって10年ブリとか言われたもんよー」
「あたしが勉強教えてあげてたのにねー」
「しょうがないじゃないっすかー!その頃は先輩も受験でしたし」
じとー、そんな目で見る#name1#さんにたじたじの浜田。ヘタレだ。
「オ……、オレ」
「ん?」
「オレ…は、ハマちゃんとした野球、が、おもしろくて、あ……、あたらしい学校には、や、野球してる人いなくて……」
そんな話をしてる間にシガポからの集合がかかる。
今日も瞑想から始まるいつもの一日のようだ。
浜田にだけは#name1#さん渡したくねー。
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