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隣ですｰ､すｰ､と規則正しく可愛らしい寝息を立てている泉｡
机を見るとふにゃふにゃの(おそらく)数式が並べてあるﾉｰﾄが腕の下にあった｡
ぺらり､と前のﾍﾟｰｼﾞを見ると綺麗な数式が並んでいた。
こいつ寝てても後からﾉｰﾄはちゃんと写すから勉強する気はあるんだろうなｰ､ひよこ二人とはそこが違うから成績が違う､なんて考えてひとりでくすりと笑ってしまった｡
一人笑いなんてかなり怪しいやつだ、自分｡
今度からは一人笑いなくそう｡そう決意した後､泉のﾉｰﾄに､｢こないだは失礼なこと言ってごめん｡桐青戦､がんばってね｡｣と走り書き｡字が汚いが泉が起きたらﾏｽﾞいので仕方ない｡
｢じゃあ黒板消すぞｰ｣
その声にふと我に気付いて慌ててﾉｰﾄをとった｡
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