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『花井―、あたし振られちゃった』
「・・・そっか」
真夜中に、いきなり電話が掛かってきて、今から出れる?なんて。
好きな女から、しかも嗚咽交じりの泣いている声で言われたら、出て行かない男なんて居ないだろう。
真っ暗な無人の公園のブランコに座って、彼女は話す。
『好きだったのになぁ。なんでダメなんだろ』
俺だって、好きだよ。お前が。
せめて嫌いになる方法を教えてくれ
俺はお前が好きだよ、って言うと、お前は、無理矢理な冗談はやめてよ、なんて困ったように笑うんだ。
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