[携帯モード] [URL送信]
ページ:1
昨日から、意識、してると思う。

昨日の部活の後にケータイ開いたら、ありがとっつーメールがきてた。

そんな一言でも喜ぶ自分に少し戸惑った。

今日の今の部活中にみょうじを気にしてる。

休憩中、ベンチで栄口と話してるのを見てるだけでイライラする。


これって、そーいうことなんだろうな…。

心の中ではあーだとかうーだとかめちゃくちゃ言ってる。

「泉君、大丈夫?」

「あー、なんでもねーから。大丈夫」

俺、そんな大丈夫じゃなさげだったか?

すっと近づいてくる篠岡。

「…泉君、なまえちゃんのこと好きでしょ」

いつもの篠岡じゃない、真剣な眼差しで射抜かれる。

「や、別に…」

「見てたら分かるの。はぐらかさないで」

これって、あれですか。篠岡が俺を好きなパターンですか。
普通はそう考えてもおかしくねーだろ。別に俺が自意識過剰なわけじゃなくてさ。

「あのね、泉君、私のなまえちゃんをとらないで!」

「は?」

最後にキッと一睨みして去る篠岡の後ろ姿から視線が外せなかった。



掻き回される頭の中
(今のってどういう意味だ?)

すいませーん、監督、頭が頭痛です。



第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
無料HPエムペ!