ページ:1 「おはよーございますー」 「おはよ、て、えええええ!? #name1#ちゃんどうしたの!? その髪!」 「「「どうしたんすか#name1#さん!」」」 次々と被される驚きの声。 そんなに驚くなんて失礼な。 「別に色暗くしたくらいでそんなに驚かなくても…」 そのあと車の中でみんなになんで金髪やめたか質問責めにあった。 「ただ単に、野球に、しかも甲子園に真面目な気持ちで向き合わなきゃでしょ だからあたしもチャラチャラしてらんねーなー、と思っただけなの」 あたしはただただ苦笑い。 自分、やっぱり甘かったんだ。 みんなの青春に便乗させてもらうんだから、真面目にならなきゃ。 そんなあたしの発言に、みんなはピシリと何故だか固まる。 「え、何、なんで固まるわけ」 「や、なんつか、ありがとうございます」 あたしの問いかけには泉君が応えてくれたけれど、内容的には答えれてない。 ハテナマークが浮かび続けていたが、まりあさんの着いたわよー、の一言によってその話題は打ち切られてしまった。 ああ、やっぱり高校生の男の子ってわかんない! なんてったって若いんだもん。 10/10/16修正 |