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「そのためにも頑張らないと!!」
(諦めてなかったんだな・・・ティア)
ティアの叫びにフルドは心の中で突っ込んでいた。
「精霊なら精霊で・・・早々に使う羽目になるとは思わなかったけどね」
ティアの目がやはり輝いている。
やはりコレも空飛ぶ絨毯を作るという望みというか欲望のなせる業なのか。
「ハノウモオトルレサヤイ デカナノゲカノキ キトルムネ ハニカホ ヲナハナイレキ キトルメツミ ドケイイモデカウゾ リパッヤ ネダカイセ 声に魅かれてきてドリアード」
いきなり呪文を唱えだしたかと思えば前に使った奴とは違うものを呼び出すつもりらしいことを悟りフルドは頭を抱える。
「後のことを考えろって・・・もう呼び出してるし・・・」
フルドの言葉と同時に地中からつるが延び出して着たそれが人の姿をかたどってきている。
緑色の長い髪で顔が隠れて見えない姿は女である。
「ドリアード!!シルフを捕まえるよ!!」ティアは笑顔ドリアードを見る。
「判りました」
ティアの言葉にドリアードはうなづき精神・・・草のつるや根を草原に張り巡らせるように広げる。



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あきゅろす。
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