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「指令は行き届いたのう。用件は以上ぞな。解散してたもれ」
リリオールは言い、また長椅子に腰掛け煙管を銜えた。
「さて、可愛い後輩ちゃん達のお稽古の途中だったのよね〜。戻らなきゃ」
「体ばっかり鍛えさせ過ぎるなよ。ゴリラみたいな女は御免だ」
「アタシを誰だと思ってるのよ。その辺は抜かり無しよ」
「見た目なぞどうでも良いだろう」
「もうっスザクちゃんったら解ってないわね」
迷糊、ランス、スザクが談話を続けながら扉の外へ消えていった。ヴィリアも玉座に背を向け歩き出した所、
「ヴィリアさん」
オストから声が掛かった。
「またきっとすぐに任務に立たれるでしょうけど、その前にミラさんの所に顔を出してあげてください」
「……解った」
答えると、再び足を進め、大聖堂を後にした。
→part3
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