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純情なハーフ





重たいよー。何でこの私がこんな重たいもの…あ、ちょうどいいとこに…


「コーヒー豆しばー!」

「ねぇ知ってる?ジャッカルの半分は墨汁でできてるんだって…ってなんでだよ!」

「おーさすが」

「拍手してんじゃねぇ!」


けっこうノリノリだったくせに。まったくわがままな奴だ。ふんっ!


「ジャッカル元気だね」

「突然何だよ、お前仕事しろよ」

「仕事するよ、だから手伝って」

「いや俺今から」

「はいこれ、とりあえずあっちまで運んで」

「うっ!」

「運び終わったら部室来てねー」

「おい!待て……はぁ」







ふっふーん、ジャッカルには押しつけたもん勝ち!これ、私と丸井の鉄則。


「おい、運んだぞ」

「あ、ごくろーさま」

「お前何してんだ?」

「見て分かんないの?」

「ブン太のケーキ食いながら漫画読んでる」

「正解、だけど今から掃除します」

「お、偉いじゃ「ジャッカルが」

「俺かよ!!」

「真田には言ってあるから心配ご無用、やったね」

「やったねもクソもあるかー!」


声デカいようるさいよ。あら、暴れ出したよー。めんどくさいよー。
あ、そうだ…


「ファイヤー!」

「ジャッカル!はい、あーん」

「は?んぐっ!」

「おいし?」

「……お、おう」

「あ、間接ちゅーだ」

「なっ!」


へへ、赤いぜジャッカル。
いや、黒いけど。だが赤いぜ。


「あ、お、俺窓拭きやるぜ!」

「はーいよろしくー」

「フフフファイヤー!」




ジャッカルってほんといい奴
(桜も手伝ってくれよ)(動いたら暑くなりそう、脱がせて?)(ぬがっ…!お、お前は漫画読んどけ!)(はーい!)




(・∀・)ジャッカルのキャラが分からんくてかわいそうな宍戸君て感じになっちゃった


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