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天才と喧嘩



「おい」

「ん」

「お前何してんだよぃ」

「ポテチ食べてる」

「そのポテチどうしたんだよぃ」

「落ちてた」

「どこに」

「丸井のカバンの中」

「へー、ラッキーじゃん!」

「いえーい」

「ってバカヤロー!」

「いたっ!殴った!」

「当たり前だろぃ!」

「丸井嫌い!」

「俺もお前何て超嫌いだし!」

「うわーん!!」







「でね、丸井が殴ったの!」

「で?」

「終わり」

「それだけかよ!」

「大問題だよ!丸井は私のことすぐ殴るんだよ!」

「つーか何で俺呼び出したんだよ」

「だってジャッカルも丸井によく殴られてるじゃん」

「それだけかよ!」

「それだけって…」

「はぁ、とりあえずブン太が桜を殴るのは愛情表現みたいなもんだ」

「けど嫌いって言われた」

「それだって別に…っておい、何泣いてんだよ!」

「…うっ…うっ……嫌いっ、て…」

「泣くな、心配しないでもブン太はお前のこと大好きだって」

「そーだ」

「ふぇ?」

「おいジャッカル!なに桜の頭撫でてんだよ!桜が黒くなんだろぃ!」

「な!黒ってお前…」

「早く教室帰れよぃ、ジャッカルのクラス小テストしてたぜぃ」

「おい!それを早く言えよ!チクショーファイヤー!!」

「……うっ……」

「…………泣くなって」

「…………ごめ、んね」

「おう」

「…………」

「…………ごめん」

「うん」

「泣き止んだ?」

「うん」

「チューしていい?」

「なにその超展開」

「なんかその顔そそられる」

「丸井」

「なんだよぃ」

「私のこと大好きってほんと?」

「まぁ……いちお、んっ」

「私も丸井大好き!」

「このやろー!ヤらせろぃ!」

「きゃー!」





その接吻、塩風味
(仲直りしたようじゃの)(そうみたいだぜ)(ほぅ、屋上プレイか)(そうみたいだぜ………え)(ジャッカル、覗き見はよくないぜよ)(なっ、お、俺は別に!)(しっ、うるさいぜよ、もちょっとそっち寄りんしゃい)(えー)



(・∀・)学校を何だと思ってるんだ



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