どうしてこうなった!!
・2 幸村side

幸「////」


そ、某はどうしてしまったのだろうか・・・?
初対面のまゆ殿に好きと言われどうしていいか分からずに逃げてきて
しまった・・・。

今年、「高校生でびゅー」とやらを果たした俺だが何が何だか分からない・・・
熱くなった顔を冷ます為に外を歩いているのだが一向に冷める気配がない。

むしろ、まゆ殿の事を考えていると顔の赤みが増していくのだが
どうすれば良いのだ・・・・?






分からぬ・・・・・・・・。


幸「分かりませぬ・・・分かりませぬぞ。お館様あああああああぁぁぁぁ」

浅「ん?何と!授業中に廊下をほっつき歩くなどとは悪である!
貴様を正義の名において削除する!!」


どうやら、叫んだのがバレたらしい・・・


幸「す、すみませぬ浅井殿・・・
今日ばかりは見逃してくだりませぬか!!」

浅「ぬ!言い逃れするつもりか!!
廊下を歩くだけでは物足りず逃げるとは・・・・
貴様を地の果てまで追っかけてやるぞ!!」


浅井殿は、俺の言い分が気に入らなかったのか離れていた分走って詰めてきた
俺はそれに捕まらぬ様に走ったのだが、・・・


浅「貴様・・・!廊下を走るなどまだ、悪事を働くか!!!
やはり削除すべきだな・・・・・

真田幸村!!貴殿を削除する!!」

幸「もももももも申し訳ありませぬうううう!!」


余計に悪化してしまった・・・・


















あの後浅井殿に追いかけまわされるはめになってしまった。
鍛える為の走りだと考えれば良いのだろうがいかんせん理不尽すぎではないか?
少し疲れたぞ!!うむ。









主「真田・・・」

幸「まゆ殿・・・?」


良心が痛んだが、頑張ってまゆ殿の視線を無視した
しかし、HRの最中に声をかけられさすがに無視はできず答えた。


主「私の・・・せいか?」

幸「え?」


何がでござろうか・・・・


主「・・・逃げたのは」

幸「そ、それは・・・」

主「悪かった・・・だから嫌いにならにでくれないか?」



まゆ殿は何てお優しいのだろうか・・・。
俺が悪いというのに自分が悪いと言って下さった・・・。
こんなに良い人を俺はこれからも無視出来るのか・・・・?



否絶対に不可能だ。
だから・・・


幸「まゆ殿のせいではありませぬ。
それに謝るのは、こちらの方でござる・・・。
これからも、某とお話ししてくださりますか?」


下を向きながら言うと頭に温かい手の感触が、急いで顔をあげると
そこには、にっこりと笑いながら頭を撫でてくれているまゆ殿のお姿が
あった。


幸「!!////」


その笑みを見ると胸が痛いほどに鳴り、頭はボーっとなり、顔が熱くなる。
恥ずかしいがずっと見ていたくて・・・・
俺はまゆ殿の顔から目が離せなかった。




























HRが終わったあと直ぐに俺は荷物を引っ掴み家へと帰って来た。
廊下にいた人達が何事かと見ていたがそれすらも気にはならない程に
走る事集中していた。




家へと帰ってくると佐助がおり割烹着を着て晩御飯を作っている最中だった。

・・・。高校生になって割烹着とは恥ずかしくないのか?
それよりも、似合っているとは・・・ある意味すごいぞ佐助!!

佐「ちょっと旦那?何か変な事考えてない??」

幸「うむ!よく割烹着が似合っておると思っていたのだ!」

佐「いやいや!割烹着似合うって言われても嬉しくもなんともないからね!!」

早く手洗ってきてよ!と言いながら奥へと戻っていく佐助・・・
佐助よ、オカンみたいだぞ・・・。







ちゃんと手を洗い台所へと向かう。

どうやら今日の晩飯はミートソースのドリアみたいだ
少し、少しならば味見してもいいだろうか?

俺は、味見をするために手を伸ばした。
しかしその手は佐助によりはたかれて届かなかった。

佐「ダメでしょ!旦那・・・。あとで食べるんだから我慢しなさい。」

幸「少しba「ダメったらダメ!」むぅ」

頬を膨らましながらリビングへと戻ろうとすると後ろから、声がかかった。



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