どうしてこうなった!!
・2 ???side

元「まゆ・・・・か」


先程助けてもらった桐生まゆが気になってしょうがない俺。
俺を囲ってた奴らを見る目はすごく冷たかったのに、俺を見るときはすごく優しそうな顔してた

ちょっと・・・というより、かなりヤバぇよな////

さっきから動悸が激しくて全身が心臓になったみたいだ・・・・・。


「アニキ?どうかしやしたか?」

元「あ?いや・・・、さっきの女の子に恋・・・しちまってな・・・」

「え!?つ、ついにアニキにも春が・・・!」

元「お、う・・・」


顔が熱くなってくる。
本当に、一目惚れってあるんだな・・・とここにきて再確認。


「や、や、野郎共ーー!!今日は宴だあああああ!」

「?何でだよ・・・」

「アニキに春がきた!!」

「「「「「「「「「「なんだと・・・!」」」」」」」」」」

「宴の準備だあああああ!!」


その声を筆頭に、野郎共は準備に取り掛かった。










目の前には活け造りや、天ぷら、空き缶の山(ジュースの)が散乱している。
皆、自分の事のように喜んでくれている。

本当に、可愛い奴らだ・・・。


「アニキ!!今日は、本当におめでたいですぜ!」

元「おう、まあ、な////」

「ところで、アニキの想い人って誰なんですか?」


雰囲気に酔った一人が興味本位に聞いてきた。
そして、周りの奴らもそれを聞きつけたのか俺の周りによって来る。


元「えっと、な・・・。確か同じ制服着てるからバサラ学園の奴なんだろうけど
学年が分からねぇ・・・・。」

「名前の方は・・・?」

元「桐生まゆだ////」


名前を言うだけで全身が熱くなる俺はもう末期じゃねぇか?

そんな事を思っていると、チームの中の情報屋が口を開いた。


「桐生まゆって、確か頭脳明晰、運動神経抜群、やる事成す事全て完璧
って有名な奴じゃねいですか・・・。しかも、野球部の双竜が幼馴染で
桐生まゆを狙う輩は全員双竜が排除してるって専らの噂ですぜ?」

元「マジかよ・・・。」


独眼竜、伊達政宗とは一度だけ喧嘩したことがある。
その強さは俺が身を持って知っている。

結構な奴が横に着いてんなぁ・・・・・・。
でも、ま


元「負ける気はしねぇ・・・・。」

「おおう、それでこそアニキですぜぇ!」

元「ハッ、この世で一番強い鬼の名を言ってみなぁ!!」

「「「「「「「「「「ア・ニ・キーーーー!!」」」」」」」」」」

元「おうよ!この、長曾我部元親、絶対ェに負けはしねェ!!」

「「「「「「「「「「うおおおおおおおおお!!」」」」」」」」」」


新たな誓いを胸に、俺はまゆについて調べようとした。


元「絶対に、俺が捕まえてみせる・・・!!」



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