恋愛マニュアル
・2
まゆside

うわうわうわうわ、どないしよ・・・!
ナツには面倒事に関わんなって言っといて自分が関わってもた・・・!
いや確かにキャラの1人や2人には会ってみたいとは思ったことあるし
喋ってみたいとも思った事はあった。
けどキャラに会うん早すぎるやろ?!来てすぐ会うってどういうことや

少し落ち着きを取り戻し、ナツへと電話をかける


電話をかけるとワンコールででたナツ


主「お前どこおんねん!
ケータイショップおるかと思えばおらへんし・・・。」

ナ「ぐすっごめ、ん、なさい。」

主「はぁええよ。今どこおんの?いつもの場所?」

ナ「う、ん。まゆは?」

主「ああ今、東階段の2階と3階の踊り場におる・・・。
それとナツうち跡部景吾に会って、そこまで送る約束してもた。」

ナ「え、うそ」

主「うん。すまんとりあえずこっちこれるか?」

ナ「行、く」

主「ん、じゃあ先に跡部送ってくるからそこで待っときや?すぐ行くから」

ナ「ん、ま、ってる」




電話を切り終え跡部のもとへと向かう

下向いて指でなんか書いてるんですけど・・・
可愛くね?え、何か萌えるんですけど・・・


跡「まゆ!!」


こちらに気づいたのか笑顔で駆け寄ってくる跡部

誰や、俺様ナルシスト言った奴はめっちゃ可愛えやんけ


跡「あっ!」


歩いたら又くじけそうになった跡部


主「ほら歩いたら危ないからな?
うちが姫抱きして連れてったる」


そう言って抱き上げた
顔を真っ赤にし、戸惑いながらも腕を首に回した跡部。
それがどうしようもなく可愛くて少し笑った
















跡「ありがとう。送ってくれて///」

主「いや別にええよ」


そう言って笑うと真っ赤にしながらも微笑んでくれた


跡「なぁ、電話番号交換しないか?又会いたいし・・・」

主「ん、ええよボソッまぁどうせ明後日会うと思うけど」

跡「ん?何か言ったか??」

主「ううん、何でもないよ
すみません出して下さい」


車もといリムジンのボディをポンポンと叩くと出発した
跡部は角を曲がりきるまでうちに手を振っていた

ほんまに可愛すぎへんか?
さてとナツを迎えに行きますか








運転手side

私は景吾様の運転手をしております高橋と申します
かれこれ11年間共にしておりますがこの様に顔を赤らめボーとしていらっしゃる景吾様は初めて見ます

高「景吾様いかがなされましたか?
先程から窓をずっと眺めておられますが・・・」

跡「高橋・・・」

高「はい。」

跡「恋をするのはいいものだな///」

高「そうですね・・・」

どうやら、恋に落ちられたらしい・・・・しかも初対面で。
昔からテニス一本だった景吾様
女などに微塵の欠片も興味を示さず生きてこられた
しかしついに、景吾様にも春がきた・・・

これは奥様と旦那様にお話しなくては・・・・・・
それと料理長に赤飯を炊くように伝えなければな・・・・・・・・

私は早く伝えて差し上げたくて心持ち少しスピードを速くした



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