恋愛マニュアル
サボリ

キーンコーンカーンコーン

跡・主「「げっ・・・」」

全力疾走して裏庭まで来た跡部とうち・・・
抱きつかれたので跡部の背中を撫でていたら、チャイムが鳴りました・・・!

主「やっば・・・」

嘘やろ!転校初日から、サボリって・・・
不良少女としてのレッテルが貼られてまうやんかあああああああああああ!!

どうしようか右往左往していると、地面に座った跡部に服の裾を引かれ

跡「サボらねぇ?///」

と赤い顔でいわれました・・・

お姉さん方、こんなに可愛い表情されたらことわれないですよね・・・!
むしろ、喰っていいですか!!←
襲われても文句言われへんよね・・・!!
しかも諏訪部さんボイス・・・・・!!!!!
撃沈ですよ!マジで!!

主「う、うちはええよ?」

跡「ほ、本当か!!」

了承すると、誰が見てもわかる程に目を輝かせた跡部。
・・・眩しいよ、跡部・・・・。
とりあえず、ここで過ごす為に跡部の隣へと座る。

主「今の授業終わったら、もう下校するんやったっけ??」

跡「ああそうだが・・・何かあんのか?」

主「んん?いや、ナツ迎えに行かなアカンなぁ・・・って思て。」

跡「ナツって・・・」

主「うちの幼馴染。」

跡「何で迎えに行くんだ?」

主「何で・・・って今事情があってナツと二人暮らししとんねん。
せやから、昼飯何が食いたいか聞いてから作ろかと思っとうから買いモンに一緒に
行きたいな・・・と思ってな」

一通り伝えると何でか少し寂しそうな顔をした跡部、

主「何か嫌やった? うちが悪いんやったら謝るけど・・・」

跡「そ、そうじゃなくて・・・」

表情を変えワタワタしだす跡部。
・・・やっぱり可愛いねんけど、何この子・・・!
話す決心がついたのか大きな深呼吸を2,3回繰り返してうちに話し出した。

跡「お、お、お、おおおお俺のテニスしてる姿見てもらいたいな・・・と思ってよ///」

主「げっ」

嫌そうな顔をしたのは仕方がないと思ってもらいたい。
いや、行ってみたいのは山々なんやけどナツが許してくれるかどうかやねんな・・・
本気で怒った時なんか、ラリアットかましてきた事あったし、
あんな、筋肉モリッモリの太い腕でもっぺんやられてみ、今度こそ死ぬわ。

自分が嫌そうな顔をしたことが気になったのだろう、跡部は涙声で

跡「いや、か・・・?」

と呟いた・・・
ああ、アカン人の泣いてる姿に弱いんよなうちって・・・
しかもプライド高そうな奴とかが泣いてるとぐっとなってまう・・・

主「ええよ、跡部行くわ」

跡「!!じゃぁ、一緒に行こうぜ!」

主「うん。」

ああ、死亡フラグたった。今確実にたった。
ま、最後のあがきとしてナツを説得するけどな・・・・!

跡「////」

横でワクワクしている跡部を見たら、何だかもう明日が命日でもええと思って
きてしまった・・・←(ダメだろ!!)































主「・・・・と、ゆう訳やナツさん。
許してくれへん?一緒に来てええからさ・・・!ちょっとの時間だけやから!
ほんまにちょっと!!」

ナ「・・・」

あの後授業終了の鐘と共にカバンを取りに行き、跡部がどうしても着いていきたい
と言いだし、始めは無理と言ってたんやけど根負けしてしまった
そんで跡部の要望をすべて伝えると見事にナツはご立腹されまして無視を続けられています

・・・やっぱ、無理かな、





跡「(※小声)おいお前」

ナ「あぁ?んだよ」

跡「俺様にまゆを取られるのが怖ぇのか?アーン?」

ナ「んなっ!そんな訳ねぇに決まってんだろうが!
まゆは絶対ぇ渡さねぇよ・・・」

跡「じゃあ、いいじゃねぇか別に。」

ナ「くそっ、」

跡「それにまゆ目に見えて落ち込んでるぜ?」

ナ「っち」



人間業を超えているものを見られると思ったんやけどな・・・
暗い影を少し落としているとナツが

ナ「はあ、分かったよ。行ってもいい・・・」

主「!ありがとうナツ」

ナ「ただし!!一緒に行くし、ちょっとの間だけだからな・・・」

主「おう。」

そう頷いて高い位置にあるナツの頭を撫でた。

ナ「////」

ま、すぐに抱きついてきたナツによってその手は止められる事になったんやけど。

ナ「(まだ、お前らなんかにまゆは渡さねえよ」

跡「(!!言ってろ、絶対ぇ好きにさせてみせる・・)」

ナツに抱きすくめられたままだったから肩から顔を覗かせたナツが
跡部を睨みながら、牽制していたのをうちは知らない・・・



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あきゅろす。
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