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レイが退室して間もなく、今度はフェイが入ってきた。

これも、毎日のこと。

「おはようございます、架恋様」

「おはようございます」

最近、少しずつではあるが笑顔を見せるようになってきた架恋をフェイは嬉しく思っていた。

朝食を食べ、いつもはここで少し他愛のない会話をしてから、フェイは執務に戻っていた。

そのため、架恋は一日のほとんどを一人で過ごしていた。

夜になればレイが部屋を訪ねて来て、激しく架恋を抱くが、朝になればいなくなっており、その時は何故だか寂しい気持ちに駆られた。


架恋が起きてから少しすると先程のようにやって来てフレンチキスをしていく。

まるで、自分の所有物だと確かめるかのように。



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あきゅろす。
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