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突然与えられなくなった刺激。
「はぁッ…、は……」
強い快楽から解放され、ほっとする反面、どこかもどかしい気もする。
架恋は、潤んだ瞳でレイを見つめた。
「…誘っているのか?」
「っ! ち、違…きゃっ!」
否定の言葉も言い終わらないうちに、レイは架恋の華奢な体を横抱きにし、そのままベッドへと向かった。
「っ…!」
ドサリと乱暴にベッドに降ろされたかと思うと、すぐに組み敷かれた。
と、同時に口を塞がれる。
「んーッ!」
激しいキスをしながら、レイの手は片方で架恋の柔らかな胸を揉み、もう片方は下へと伸びた。
「んッ、んんー…!」
再び火照りだした身体を、レイの口が、視線が、指が犯す。
「そろそろ…、いいか」
架恋の口を解放し、そう呟くレイの声を聞いた時、架恋は快楽に霞んでいた意識を覚醒させた。
「っ! や…ぃや…」
いやだ。
きっとまた痛い…!。
「いれ、ないで……っ」
そう懇願するが、レイは止めようとはせず嫌がる架恋の中へと自身を埋めた。
ズズズ…!
「ひゃあぁあ!!」
瞬間、架恋の身体は仰け反り、悲鳴にも似た喘ぎ声を上げた。
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