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本気で命の危機を感じた。
「……いいか、死にたくなければ大人しくしていろ」
「ぅあ……っ」
「答えろ」
「っ、は…い…」
押し出すように声を絞り、何とか返事をすると男は手の力を緩めた。
「ごほっ! げほっ、…はぁ……っ」
急いで酸素を求める自身の生理機能に、呼吸が激しく乱れる。
いつの間にか目には涙が溜まっていた。
苦しさからは解放されたが、この時架恋は目の前にいる男の本当の恐ろしさを知った。
――逆らったら、殺される。
こんなところで死にたくない。
私は生きたい。
……だけど、いやだ…、恐い!
相反する強い想いは、心の葛藤を生むが、この状況下では架恋に選択の余地など残っていなかった。
「ふ…、ぅうっ……」
瞳から溢れる雫は留まる事を知らない。
「泣くなら好きなだけ泣け。その方がそそる」
架恋の心の苦しみなどどうでもいい男は、無情にも行為を続ける。
架恋の乳房を両手で掴み、揉んでいく。
「…あ、………っ」
初めて味わう何とも言えない感覚に、無意識に甘い声が出た。
「感じてるのか?硬くなってきたぞ…」
そう言って、そのピンク色の頂を口に含んだ。
「あう…!」
いきなりの刺激に、ぴくんと躰が仰け反った。
それを見た男はわざとぴちゃぴちゃと音を立てて愛撫をする。
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