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小説
楽しい(?)運動会

今日は我がボンゴレ学園の体育祭だ。
沢山のクラスの中から一位を決め、
優勝クラスには豪華な商品があるらしい。

当然、ミーの所属する1ーAも、いざ優勝と
かなり燃え上がっているわけで。
毎日毎日大玉転がしやら玉入れやらの練習のせいで、センパイに会えないでいた。







「次の種目は二人三脚ですー。
テキトーに準備しとけよー。」


係である放送の仕事をしながら、自分の準備もする。
さて、確かミーと組むのは山田とか言う奴だったはず………

そう思って、山田を探しに行こうとしてたら、

「よぉカエル。二人三脚やるぞー。」

って、センパイであるはずのベル先輩が、
ミーの靴に紐を結んできた。

「はぁ!?
っていうか、センパイ二年生でしょ!?
何でミーとなんですかー!!」
「何でって……
王子がヤりたいって言ったからだろ。」
「『や』をカタカナにしないで下さいーーっ!!」


誤解されたらどーしてくれんだこの堕王子っ!!

「まーイイからイイから。」

と、無理矢理ズルズル引きずられて、
ミーはスタートラインへ向かったのだった。















(呪ってやる……
末代まで呪ってやる……っ!!)

ズルズルと引きずられながら、ただひたすらセンパイを呪い殺す方法を考えてたミーは、スタートラインに立たされた。


「よっしゃやるぞー……ってフランお前、そんな恐いカオすんなよ…」


「全然そんなつもり毛頭無いんですけどー(棒読み)」

「いや、完璧そのつもりじゃん……」

そんな事ないですよー。
ただこのイライラをロン毛に押し付けたいだけですー。



「はぁ………しょーがねぇなー。
ちょい目ぇ閉じてろよ?」


何をされるのかと思って、ミーはとりあえず
目を閉じてたら、





『ちゅっ』









って、おでこにキスされた。



















って……………え?あれ?
「〜〜〜〜〜っ!!」

「あれ、お前照れてんの?顔真っ赤なんだけど」

「て、照れてないですよっっ!!馬鹿にしないで下さいっ!!」


顔が熱い。

特にさっき、き、きききキスされたところが。





「本当にかぁ〜〜〜??」

「っ?!ち、近寄らないて下さいこの変態堕王子っ!!」
「痛ってお前ビンタしやがったな?!」

急に覗き込んできたセンパイに、ミーは渾身の力でビンタした。

だ、だって………





不覚にも、覗き込んだセンパイの顔が





ちょっと、かっこ良かったなんて、





「絶対に言いませんからっ!!」
「ぇ、何が??」

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