猫と暑さ
《猫と暑さ》
土曜日
朝病院へ診察を受けに行き、暑さに無償にアイスが食べたくなって
コンビニへ行った
チョコだとか、バニラだとか
イチゴだとか、期間限定だとか
『うーん… 迷う、』
「一つにしとかないと、太るよ？」
『ちょ、いきなり現われないでくれませんか？！』
ピンクと水色の猫耳っぽく先が尖ってる帽子着用中の男の子
「松野空介。
知らないなんて言わせないからね？」
『し、知ってますよ。
サッカー部でしょう…？』
確信はない、けど
「そう。 ＭＦだからね」
松野くんは迷ってるわたしの横からソーダ味のアイスを一つ取り
お先に とレジへ向かって行った
わたしは結局バニラのカップアイスを手に取って、松野くんを追った
『あ、そういえば今日って練習あるんじゃ‥？』
公園で一緒に食べ、別れた後気付いた
(敵が多いからね、アピールしとかないとだから、さ)
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