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光の射した日


暗闇に落ちて
自分自身の姿すら見失ってしまった

あの頃こころに思い描いた
未来も
目標も
願いも
どこへ行ってしまったのだろう


『明けない夜はない』


そんなありきたりな言葉で慰めてくれた君

それでも僕の心に
すとん、
と落ちて慰められた

僕の暗闇もいつか朝日を浴びて
朝焼けの空のように
晴れ晴れとした薄紅色に
染まる日がくるだろうか


まだ夜明け前の僕の心


でも、空に薄っすら光が差し込んできた

僕の姿が

微かに暗闇から輪郭を取り戻しはじめた


end

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