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十万打!
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雨「続いても凍坂に質問だな」

晴「…主人公、俺じゃなかったっけ」

雨「そんなもんだよ。『いま一押しの萌カップルはなんですか? 目立たないけど校内にはこんな素敵なカップルもいるのよ!ってのもあればこっそり教えて下さい〜』だそうだ、凍坂」

雪「萌えカップルね。うちのクラスの爽やか委員長に三年の不良先輩が猛アタックしてたらしいよ。委員長も最初は困ってたけど絆されたんだって。不良×爽やか萌えると思ってたら、委員長も攻めで、リバでやってるとか」

晴「個人情報にもほどがあるだろ!」

雪「あとは白鳥書記の親衛隊長と黒川書記の親衛隊の副隊長が付き合ってるとか。あ、これは他の親衛隊員もほとんどしらないらしいんだけどね。書記の親衛隊長二人と黒川書記の副隊長が幼馴染で、黒川書記の隊長が仲取り持ったんだって。幼馴染おいしいです」

晴「書記二人とも威厳なさすぎなんだけど!?」

雪「あとー…あ、時雨さんじゃない方の化学先生の湯島先生と、生物の秦野先生が付き合ってるのは?」

雨「はあぁ!?あいつらそういう関係だったの!?うええ…だから秦野先生と喋ってるとなんか殺気感じたのかよ…」

雪「因みに湯島先生、恋人にはドS攻めらしいよ。普段は結構穏やかなのにね。秦野先生はかなりの鈍感さんで、元ノンケ」

晴「ていうかなんで先生の恋愛事情まで知ってんの…?」

雨「あんま聞きたくなかった…、これから話しにくくなるじゃねーか…」







晴「(副会長モード)続いては藍川様からの質問です、ありがとうございます。『会長、天崎副会長へ どうも、腐男子です。いつも笑いながら読ませてもらってます。…ところで会長、あんたバ可愛いッスね。喰っちゃってもいいですか? 雪さん辺りなら許可くれそうなんすけど、どうッスか?』…だ、そうですが」

雷「…………俺が、食われるのか?」

晴「そう書いてありますね」

雨「あっはっはっはっは!!おま、一条!食われてくればいいんじゃね?なあ凍坂」

雪「腐男子攻めおいしいです。ぜひやられちゃってください」

雷「てめぇ芦屋笑うんじゃねぇ!雪女、も、ふざけんなよ」

晴(あ、雪ちゃんには強く言えないんだ)

雷「つーか天崎、お前はどうなんだよ!」

晴「え、申し訳ありません。会長のことだけで、自分のことは書かれていませんが」

雷「う…っつーか、俺はタチなんだよ!誰が食われるか!」

雪「攻めが攻められるとか、素敵だと思いますけど」







雨「はー、面白かった」

晴「時雨さんって他人の不幸大好きだよね…」

雨「誰だってそんなもんだろ。んじゃ次。『ハルキくんが会長にドキッとするしぐさベスト3( ´ ▽ ` )ノ』」

晴「そんなものはありません」

雨「質問企画なんだからちゃんと答えろよ。いろいろ迫られたりしてたろ」

晴「うう…敢えて……敢えて言うなら、だよ?」

雨「あー、とっとと言え。はい、第三位」

晴「おお俺様スマイルでせま、迫られ、た、とき。っか、顔だけは無駄に美形だから仕方ないよね!」

雨「そうだなー。(あーおもしろ)じゃあ、第二位」

晴「た、たまに優しいとき…?普段アレな分、なんか優しくされたら、調子狂うっていうか…」

雨「んじゃ第一位。(こいつ、絶対一条好きだろ)」

晴「にやにやしないでよ…。うええ…あの、たまにされる、俺様スマイルじゃない方の、にやって綺麗な笑顔するとき…かな」

雨「どれかわかんねぇよ」

晴「いいよもう!わかんなくていい!どうでもいい!次!」

雨「はいはい」







晴「おお、また雪ちゃんだね」

雨「凍坂強いな。『雪ちゃんの初恋っていつですか?というか今恋人いますかー?』だとさ」

雪「私の恋愛事情なんてどうでもよくない?」

晴「雪ちゃん、そのやりとりさっきやった。にしても、みんな雪ちゃんの恋愛事情気になってくれてるみたいだねー」

雪「まあ、初恋はさっき言った通りってことで。今恋人はいません。晴生くんの恋愛で手一杯です」

晴「自分の恋愛をしてよ!」

雨「つって、お前凍坂に恋人ができたらどうすんの?」

晴「……………………………嫌だ」

雨「嫌だって」

晴「取り敢えずぶん殴る。できれば追い払う。そしてぶっ飛ばす」

雨「いつも思うけど、お前凍坂のこと好きすぎるよな」

雪「というか私の方が、基本的に晴生くんより優先させることがないから」

雨「お前らはなんでそこまで依存してて恋愛に発展しないのかが知れない」







雨「次は一条にだな。『副会長の良い所と悪いと思う所を教えてください。』」

雷「天崎の良い所と悪い所?」

晴「………俺、ちょっと抜け…「ダメ」ぐえっ」

雨「まあ聞いて行けよ」

晴「時雨さんのS…!」

雷「悪いと思うところは、なんでも一人でやろうとするところだな。あ、風紀贔屓なとこもちょっとムカつく。あと、従順すぎるとことか」

雨「割と多いな。完璧副会長様なのに」

雷「完璧すぎて可愛げがねえんだよ。良い所は……容姿?」

雨「見た目かよ」

雷「ぶっちゃけ割と好みだな。まあ、反抗的で言いたいこと言ってくる晴生の方が好きだが」

雨「だとよ。…って、聞いてねえ」

晴「あー!あー!俺は何も聞こえない聞いてない…」

雷「つっても、従順で真面目なとこも、副会長としては良い所だとは思うけどな」

晴「聞こえない…俺はなにも聞かない…!」






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